ちょっと間が空いてしまいましたが、久しぶりのシリーズ更新。
その3↓では、コンセプトをもにゃもにゃ考えている途中でしたが、その後「これかも」というコンセプトが確定しました(わーい!)。
私、そらまめのコンセプト(仮)はこちら。
「タフで優しく、茶目っ気のある、快適生活研究家」
これね。
実はここに到達するまでに、いろいろな言葉をひねくり回し、書いたり消したりして試行錯誤を繰り返しました。
でも、とにかく一回決めちゃう、ことが大事だった気がします。
私がコンセプトを仮決めしようと思ったのは、こちらの講演会を聴いたからです。
↓
有料コンテンツなので、細かい内容についてはふれませんが、このなかでムーンプランナーさんがご自身のコンセプトをちらりとお話ししてくださっており、それが! 超! かっこいいコンセプトだったんですよ!
なんというか、ちょっと目から鱗が落ちたというか。
「あ、そういうのもアリなんだ」というか。
そして、そのコンセプトとムンプラさんの靴とバッグがものすごく合っていて、「コンセプトを決めてから靴とバッグを買う、というのは、そういうことか」とストンと腑に落ちました。
実は、12月にあきやさんの「自問自答ファッション教室」を受講できる(わーい!)ことになっているため、コンセプトはそのときまでに何となく練っておくくらいでいいんじゃないか、と思っていました。
でも、教室開催まであと2カ月もある!
その間、何もしないのはもったいなくない?
ていうか、コンセプト決めないと、秋冬の服とか新しい靴とかの方向性が決められなくない?
となりまして。
伸ばし伸ばしにしていたコンセプト決め、今こそ! となったわけです。
以下、どんなふうにコンセプト決めをしたか、をざっくりと。
言われてうれしい言葉、「なりたい」イメージを表す言葉を書き出す
ノートなどに書くのもいいと思いますが、私はスマホのメモアプリに「自問自答」というフォルダをつくり、思いついたときにどんどん書き足す方式にしていました。
ノートよりスマホのほうが手元にある率が高く、思いついたらすぐに書けるからです。
下記は、↑の「その3」に載せたキーワードのリスト。
- 威風堂々としている(エルガーの「威風堂々」をイメージ)
- 思慮深い
- 知的
- クリティカル
- 自分の足で立っている
- 遊びがある
- 茶目っ気がある
- 凜としている
- おもねらない
- 自由
- 揺るぎない強さ
- 暮らしを楽しむ
- 前向きに生きる
- 猛獣使い
そして、今日現在のリストがこちら。
【言われるとうれしい】
- かっこいい
- 誠実
- 頼りがいがある
- 楽しそう
- 個性的(オリジナリティがある)
- てきぱきしている
- 仕事が的確
- 働き者
- はつらつとしている
【ありたいイメージ】
- 思慮深い
- 自分の信念に基づいて行動する
- クリティカルな考え方をもつ
- 一人を楽しむ
- 威風堂々(エルガーの「威風堂々」のイメージ)
- 自分の足で立っている
- 遊びがある
- 茶目っ気がある
- 凜としている
- おもねらない
- 自由な
- 揺るぎない強さ
- 穏やか
- ゆるやか
- 枠に縛られない
- 軽やか
- タフ
- 優しい
- 陽気(陽か陰か、でいったら陽でありたい、という程度)
書き出した言葉のなかで、よりしっくりくるものを選んでつなげる
上記の言葉のなかから、「これ」という言葉をセレクトしてつなげます。
この作業は楽しいけど難しい。やっているうちに自分の価値観がどんどん明らかになっていく感じがします。まさに自分探し!
「これかな」というのが決まったら、文章としてどこかに書き出します。
私はムーンプランナーのMY VISIONのページに書きましたが、ノートでもメモアプリでも何でもいいと思います。
で、しばらく、そのコンセプトを頭の中で転がしながら生活してみます。
すると、「いや、ちょっと違うな」「こっちの言葉のほうがいいかも」などと、あれこれ思い浮かぶので、その都度別の言葉にしたり、書き足したり。
最終的に、私のMY VISIONのページは書き直しまくったコンセプトで一杯になってしまったため、確定したコンセプトは下の欄外にはみ出す形で書かれております。
(なので、皆さん、あまり最初から大きく書かないほうがいいですよ)
職業名をどうするか考える
一番悩んだのは、「職業名的なものを入れるかどうか」でした。
私の現実の職業はライターですが、それを入れるのはどうもしっくりこなくて断念。
たぶん、ライター(文章を書く人)であることは、私の内面とはあまり関係がないから、かな。
かといって、ほかの職業名を入れるのもピンとこない。
「妖精」とか「猫」とかもピンとこない(私自身は、どうも「人間」でありたいらしい)。
そのあたりで考えあぐねて、コンセプトづくりそのものもいったん止まってたのですが、ムンプラさんの講座を聴いて思いついたのが「概念としての職業名」を入れることでした。
試しに、ふと思い浮かんだ「猛獣使い」を入れてみて、お、いいんじゃない、と思いましたが、頭の中で転がしていくうちに、「んー、ちょっと違うな」となりまして。
最終的にしっくりきたのが「快適生活研究家」でした。
たとえていえば「料理愛好家」みたいなものですね。それでお金を稼ぐわけじゃなくて、ライフワーク的な意味での職業。
ヒントは、あきやさんの著書「一年3セットの服で生きる」にありました。
まだ想像が進むようでしたら、「好きなコト」について考えてみましょう。音楽が好き、絵を描くのが好き、料理が好き……小さい頃なりたかった夢や、現在寝る間を惜しんで取り組んでいる趣味など、具体的に考えていきます。私はお客さまに「お金の心配がなければやりたいことはなんですか?」と、お伺いしています。
それ!!
「暇さえあればやってしまうこと」
→家の片付けとか収納を工夫すること(掃除や片付けが好きなのではなく、快適な暮らしを追求し、そのために工夫するのが好きなのです)
「お金の心配がなければやりたいこと」
→一軒の家(マンションの一室でも可)を、丸ごと自分が使いやすく快適に暮らせるようにカスタマイズしてみたい。
私の職業名、これじゃないですかね?
生活環境を快適にする方法を追求する人→快適生活研究家
(そんな職業はないけど、今作りました!)
ちなみに、「タフで優しい」は、レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」の有名な一文、
タフでなければ生きて行けない。優しくなければ生きている資格がない。
からとっています。
「強い」より「タフ」でありたいという気持ちがあり、また、ミステリー好きなら「あれね」と思ってくれるかな、と(私、ミステリー好きなので。別にチャンドラーファンではないんですけどね)。
あと、「茶目っ気がある」は、当初から入れたかった要素。
人間性もファッションも一辺の隙もない、というのが苦手なので、どこかに楽しさ、愉快な感じ、抜けてる感じを入れたかったのです。
もちろん、このコンセプトは(仮)なのですが、わりとしっくりきているので、しばらくこれで運用してみるつもりです。
コンセプトを決めたら軸が定まった
これ、本当にそうで、自分でもびっくりなのですが、コンセプトを決めたら、自分の装いの方向性が定まったというか、迷いがなくなりました。
手持ちの服で、何となく捨てられなくて取っておいたものも、「これは違うな」と思えるようになったし、ほしい服や靴、アクセサリーも、このコンセプトに合うかどうかでふるいにかけられるようになりました。
おかげで、11/1の断服式には、また大量の断捨離報告ができそうです。