猫とみかん

暮らしと好きなもの。買ったり減らしたりの記録をぼちぼちと。

眼鏡の試着と購入の記録(その2)

新しい眼鏡を買ったときの試着と購入過程の記録、その2です。

前回の記事はこちら↓

tette.hatenadiary.com

試着の旅に出る

本当にしっくりくる眼鏡を見つけるには、「自分の印象にチョイのせしたいイメージ」をしっかりつかんで、それに合うものを選ぶとよいらしい、ということがわかった(前回の記事↑参照)わけですが、結局のところ、かけてみないとよく分からないということもあり、ざっくりした条件だけを決めて、試着の旅に出ることにしました。

条件はこちら。

  • 色は落ち着いた赤が第一希望。パープル、赤っぽいブラウンなども色みによってはいいかも?
  • 形はオーバル、もしくはラウンドが希望。ウエリントンやボストンは、フレームの印象に顔が負けてしまう(度数が強く、目が小さくなるので余計に)。
  • 顔の大きさに合うもの!(これ大事。私は顔が小さいので、大きい眼鏡だとアラレちゃんみたいにコミカルなイメージになってしまう)
  • 目指したいイメージは、キリッとしつつ茶目っ気のある感じ。

「Continuer」(恵比寿)

最初に訪れたのは、恵比寿の眼鏡屋さん「Continuer」。

実はたまたま恵比寿に行く予定があり、せっかくなのでそのあたりに眼鏡ショップがないかなーと思って検索して見つけたお店でした。

アンティークや作家ものなど、ほかではあまり見かけないメーカーの眼鏡を多く扱っているようで、恵比寿のメゾン・マルジェラの路面店の近くにあります。

私が訪れたときは雨だったせいもあり、ほかにお客さんがいなくてちょっと気後れしたのですが、「試着だから!」と自分に言い聞かせて入店。

落ち着きのあるジェントルな感じの男性店員さんが接客してくれたのですが、この接客というかアドバイスがとてもよかった。

「どんなフレームをお探しですか?」

「今の眼鏡と似ている感じのものですか?」

「フレームが細いもの? もっと主張があってもいい感じですか?」

などと、いろいろな角度から質問してくれ、さらに「小顔なのでフレーム選びが難しい」「強度近視なので目が小さく見える」という悩みにもうなずいてくれて、10本ほど(!)候補を選んでくれました。

どれも左右幅が短く、ブリッジの長さも短めのもの。

チェーン店の眼鏡屋さんでは、こういった小顔向きの眼鏡って、本当に少ないのです。

さらに、レンズを入れたときのイメージをつかみたいなら、むしろ最初に入っているレンズ(アクリル板)は外したほうがいい、と、レンズを外して試着させてくれたのがうれしかったです(確かにそうなんですよね。レンズ、外せるんだ、と初めて知りました)。

ただ、どれも基本的にはラウンド型で、私がほしいオーバル型のものは今はないとのこと。

出してもらったなかでいちばんしっくりきたのは、ブラウンデミのラウンド型の眼鏡。

でも、かなりお高い。

レンズと合わせたら80000円くらいになっちゃう。

まだ一軒目だし、「どうしてもこれがほしい」というほどではなかったので、店員さんにそう伝えると、「一週間だけならお取り置きできますよ」とのこと。

連絡がなければそのまま取り置き解除してくれるというので(つまり「やっぱりいいです」という気まずい連絡をする必要はない)、ありがたくお願いして退店。

結局、こちらで購入はしなかったのですが、最初にこのお店に行ったのはすごくよかったです。予算があれば、いつかここでまた見立ててもらいたいかも。

アドバイスを受けつつおしゃれな眼鏡を選びたい、という方にはぜひおすすめしたいお店でした。

JINS」(恵比寿アトレ)

帰りにアトレに寄ったら、JINSがあったので、ここでも軽く試着。悪くないな、と思えるブラウンデミのフレームがあったものの、そこまでのときめきはなく、この日はそのまま帰宅しました。

「日日眼鏡」(オンラインショップ)

Continuerでお願いした取り置きの期限が一週間だったため、その間にほかの候補をもう少し見つけたいと思ったのですが、仕事が忙しくて出かける余裕がなく、あっという間に5日ほど経ってしまいました。

ネットで検索し、電車で数駅行ったところに、よさそうな眼鏡ショップがあると知るも、行けそうな日がちょうど定休日で断念。

うーん…と悩みながら、仕事の合間にネットで検索していると、「試着してから購入できる眼鏡屋のネットショップ」を発見しました。

それが「日日眼鏡」。

hibimegane.jp

実店舗は山形なのですが、なんと、オンラインショップには試着サービスがあります。販売されているフレームのなかから、希望のものを4本まで、4日間試着可能。

往復の送料は無料で、試着したもののなかから一本も購入しなくてももちろんOK。ただしその場合は試着手数料として2500円払う必要があります。

眼鏡って、店舗で試着すると、どうしても店員さんの目が気になってしまうし、「店で見た感じと家でかけてみた感じが違う」となりがちなので、「家で試着できる」というのはかなり画期的。

しかもこちらのお店、ラインナップもかなりおしゃれなうえに「小顔の人用」というカテゴリーもあるのです。最高では???

ということで、思いきって申し込んでみましたー!

届いたのがこちら。

こんなふうにケースに入った状態で届きます。

さっそく1本ずつかけて試着。写真を撮りながら(これ大事)見比べます。

自分が今持っている眼鏡と比べたり、服との相性を見られたりするのも、自宅試着ならでは。

今回、私が試着したのは、ラウンド型またはオーバル型の小さめフレーム4本。色は赤やブラウン系のものを中心にセレクトしました。

4本かけ比べてみて気づいたのは、私は「フレーム(レンズ周りの丸い部分)とブリッジやテンプルが一体になっているもの」が好みなんだな、ということ。ブリッジだけ(もしくはテンプルとブリッジ)別の色や素材になっているものだと、フレームの輪だけが浮いているような気がして落ち着かないのです。

これは比べてみなければわからなかったかもしれません。

 

サイトで見たときはすごくよさそうだと思ったものが今ひとつだったり、最後に「まあこれも追加しとくか」と入れたものが案外よかったりもしました。なので、このサービスを利用するなら、絶対4本頼むべきですね。

ただ、そのときに頼みたい商品の在庫があるとは限らないので、お目当てがある場合は、定期的にチェックして、在庫があるタイミングで頼むのがいいかもしれません。

 

あと、試着の期間が4日間と決まっているため、確実に受け取って試着の時間がとれるタイミングでオーダーしないと厳しい。

私はどうしても外出の予定があって、宅配便の受取日を一日ずらしたのですが、そういう場合の一日分は「借りている期間」にカウントされてしまうので、残り3日間しかないことになります。要注意。

 

さて、試着の結果ですが、4本のうちの1本が大ヒット(私的に)。

かけてみた瞬間、「あ、これじゃない?」ってなりました。

それなりのお値段がするものなので、即決は避け、いろいろな服に合わせてみたり、手持ちの眼鏡と比べてみたりもしましたが、やっぱりいい。

フレームの値段はContinuerで見たものより5000円ほど安いくらい。ただ、レンズの値段はもう少し安かったので、トータルでは最初に考えていた金額プラス1万円くらいで収まります。

何より、「これだ!」と思えるフレームに出会ったのは久しぶり(今かけているもの以来かも)でした。

それがこちら↓のメーカー、「OPORP」のAKARI というフレームです(上の写真では一番上のもの。名前もかわいい!)。

www.oporp.net

サイトに載っているモデル写真やコンセプトもすごく好みで、自分に合っているな、と思ったことも大きいです。

おしゃれなんだけど、毎日かける実用品としての機能もあること、タフ(頑丈)であることも私にとってはとても大切なので。

ただ、ちょっといい眼鏡なのでがしがし使うのはちょっともったいない気もしており、また今の眼鏡も気に入っていて使い続けたい、ということで、普段家で過ごすときは今までの眼鏡、服も合わせてバッチリ決めたいときは新しい眼鏡、というように使い分ける予定です。

後日談(手持ちの眼鏡について)

新しい眼鏡も今までと同じ度数にしたため、同じ度数の眼鏡が4本も!

ということで、残りの「今ひとつ気に入っていない」眼鏡たちを、生まれ変わらせることにしました。

 

  • ダークグリーンオーバル型 → 老眼用と同じ度数にし、リモート打ち合わせ&取材用に(Zoomの画面では赤だと色が際立って落ち着かないので)
  • ベージュのマーブルっぽい柄のボストン型 → 眼科で「テレビやちょっと離れたところがよく見える度数」に調整した処方箋をつくってもらったので、その度数に合わせて作り直し、テレビを観るとき用に(いつもの眼鏡だと字幕や細かいところが若干見づらくなってきているので)

この度数変更は、OWNDAYSでやってもらいました。

OWNDAYS、レンズ変更は他社のフレームでも同じ料金でやってくれます。しかも薄型レンズでも1本7700円で、2本まとめて頼むと11000円(税込み)とかなりお安い。

www.owndays.com

おすすめです(回し者じゃないよ)。

 

長くなってしまいましたが、眼鏡の話はここまで。

近々、靴とバッグの話も書きますね。