猫とみかん

暮らしと好きなもの。買ったり減らしたりの記録をぼちぼちと。

自問自答ファッション教室に参加してきました

12/3(土)、あきやあさみさんの自問自答ファッション教室に参加してきました。

以下、ちょっと長いですが、その日のことをまとめました。

 

自問自答ファッションを知ってから一年ほど(たぶん)。

当時はマンツーマンの講座しかなく、私なんぞが…という気持ちで遠くから見ていたのですが、今年になって少人数制の「教室」がスタート。

どうせ倍率高いだろうし、まあダメ元で…と思って応募したら、なんと一発当選!!!

当選のお知らせを受け取って、パソコンの前で「やったー!」と叫んでしまいましたよ。

(今年は、NODA・MAPの舞台のチケットも当たったし、もってるな、私!!)

 

当選通知から教室まで、約3カ月。

その間に、送られてきた事前アンケートに答えたり(実はこれがいちばん苦労した)、コンセプトを考えたり、バッグを買ったり靴を買ったりと、自分なりの自問自答をしながら当日を迎えました。

当日に着ていく服も迷いに迷い、数日前からコーディネートを練りました(あきやさんや自問自答ガールズの皆さんに会うのに、いい加減なコーデで行くわけにはいかないじゃないですか!!)。

あきやさんに直接お会いしたことはありませんでしたが、インスタライブや公開講座などで話す姿を拝見しており、勝手に知り合いのような気持ちになっていたため、当日は「生あきやさんに会える〜」というワクワク感でいっぱい。

開始時間の少し前に会場に着くと、なんとあきやさん自ら会場セッティングをなさっているところ。

おお!

UN3Dのスカートコーデが素敵! ブーツかっこいい! GUCCIの犬バッグかわいい!

参加者同士はそれぞれが初対面のため、最初はちょっとぎこちない感じですが、あきやさんの柔らかい話しぶりに、すぐに雰囲気がほぐれていき、そこから教室終了まではあっという間でした。

いやー、楽しかった!

とにかくめちゃくちゃに内容が濃くて楽しく、かつやる気がモリモリ湧いてくる教室なので、気になっている人はぜひ受けてみてほしいなと思います。

マンツーマンもいいけど教室もいいよ

マンツーマンの方は受けたことがないので比較はできないのですが、初体験でマンツーマンはちょっと…と思っている私のような人には、教室おすすめです。

「教室」というと、講師が一方的に話してそれを聞く、みたいなイメージもあるかもしれませんが、こちらの教室はグループで行うワークショップみたいな感じ。

とにかくあきやさんの進行がものすごくお上手。全員に対して語りかけつつ、ひとりひとりにもしっかり向き合ってくれます。

また、ほかの方の答えを聞くことで、自問自答がめちゃくちゃはかどります。言葉の解釈ひとつとってもひとりひとり違うので、「私もそうかも」「へえ、そういう考え方もあるのか」など、どんどん解釈が深まり、解像度が上がっていくのです。

個人的には大学のゼミ授業みたいだなと感じました。自分ひとりではたどり着けないような場所にたどり着けるのが教室のいいところだと思います。

「話すのは苦手」という人もいるかもしれませんが、発表会ではないので大丈夫です。

うまく話せなくても言葉に詰まってしまっても、皆さん優しく待っていてくれますし、あきやさんがちゃんとフォローしてくれます。

ポイントあれこれ

  • 教室は13時〜17時までとなっていますが、延長全然OK(その旨、最初の告知にも書かれています)。教室スタート時に「私はこの部屋を22時まで押さえてあるので!」とあきやさんがおっしゃったので大爆笑しました。
  • もちろん、あとに予定がある人は時間通りで退席OK
  • こまめなトイレ休憩あり
  • 途中で飲食もOK(コロナ禍なので話すときはマスクしましょうね、というルール)
  • 自問自答ファッションは自分の内面に向き合うものなので、ときには参加者のプライベートにふれることもあるのですが、そのあたりのさじ加減、あきやさんはとてもお上手。決してダメ出しも否定もせず、優しく導いてくれるので、話したあとはものすごくスッキリします。

宿題もあるよ

教室では、なんと宿題も出ます。

それぞれが自分でできていないところ(たとえばファッションの記録が苦手とか、ヘアケアやメイクが苦手とか)を意識して、そこを強化するための課題を自分で設定するのです。

私の場合は以下。

  1. 年内に1回は試着の旅に出る
  2. 翌日から30日間、いろいろなアイメイクを試して、「これ」というアイメイクを見つける
  3. 今から夏服のプランを考える

1については、年内にすでに2回実践。あちこちで試着しまくり、黒のパンツと黒のショートコートを手に入れました。やったー!

2は、毎日はできていないものの、鋭意継続中。その過程で使っていないアイシャドウも整理できそうです。

3はまだ手つかず。そろそろ考え始めなければ。

ブランドリストは自習用の課題図書リスト

教室の最後に、あきやさんのオリジナルである「おすすめブランドリスト」がいただけます。

これ、事前アンケートで伝えた「好きなブランド」にあらかじめチェックが入れてあるものが配られるのですが、さらにその場であきやさんが「そらまめさんにはこの辺ですね」「このブランドはちょっとサイズ感が大きいかもです」「ここからこっちは行かなくていいです」などとコメントしながら、蛍光ペンでささっとマークしてくれます。

自習用のおすすめ課題図書リスト、みたいなものですね。

これのおかげで、「好きなブランドと似たテイストのブランド」がグンと見つけやすくなったし、「全然知らなかったけど、めっちゃ好みのブランド」がたくさんあることがわかり、試着の旅が今までの何倍も楽しくなりました。

 

教室受講後のシン・コンセプト

自問自答ファッションといえば、コンセプトづくり。

教室では、たくさんのキーワードから自分の「なりたい」「似合う」「好き」を探すグループワークを経て、あきやさんの「私は全知全能の神です」タイム(部外秘・知りたい人は教室を受講しましょう)でひとりずつ自問自答してコンセプトをつくっていきます。

私は教室に参加する前に、「タフで優しく、茶目っ気のある、快適生活研究家」というコンセプト(仮)を決めていたのですが、この日の教室ではそれをいったん忘れて、一からコンセプトを練りました。

それがこちら↓

かっこよくてこだわりがあって強い、

その人の「最適」を一緒に探すおうちスタイリスト

 

「おうちスタイリスト」は、私が話した「時間とお金がいくらでもあったらやりたいこと」をもとに、あきやさんが考えてくれた職業名です。

帰宅後、これを、もともとの仮コンセプトとあわせてブラッシュアップしました。

それがこちらのシン・コンセプトです。

 

タフでかっこよくてこだわりがある

その人の「最適」を一緒に探すおうちスタイリスト

 

どうしても「タフ」を入れたかったため、「強い」と「タフ」を入れ替えました。

「かっこいい」は見た目ではなく、あくまでも心意気。

しばらくはこのコンセプトでやっていきます!

 

教室で印象に残った話

ファッションを構成する2つの要素について
  1. 「衣服」(身体を守ってくれるもの)…機能性、快適さなど
  2. 「ファッション」(心を守ってくれるもの)…デザイン、おしゃれさ、なりたい姿など

ファッションには、この2つの要素があり、どちらも大切だが、両方を100%満たす服や靴は「ありません」(キッパリ!)。なので、「両方合わせて100%」になるようなものを選びましょう、とのこと。服や靴を買うときは、自分の中で「今、自分はどちらを優先したいか」を決めておくと失敗しにくいそう(確かにそうかも!)。

ひとつのアイテムのなかでバランスをとる(おしゃれでかつ洗濯できる服を選ぶ、とか、なりたいイメージに合っていて、かつ歩きやすい靴を選ぶ、とか)のもありだし、服は機能性重視で選び、その分アクセサリーやシャネルのネイルなどで「なりたい姿」を実現する、というように、トータルでバランスをとるやり方もあり。

この「衣服」と「ファッション」の話、これまでにも読んだことがあったのですが、あまりピンときていませんでした。

今回、「合わせて100%にする」「その割合は自分で決める」と聞いて、初めて「わかった」気がしました。

私の場合は、「衣服6:ファッション4」くらいの割合かな。わりと気温や天候の変化に対応して服を調節したいタイプだし、洗える、ノーアイロンで着られるなどの条件も満たしていないと結局着なくなるので。

 

エモーショナルアイテム発表会

各人のエモーショナルアイテム(アクセサリーとかバッグとか眼鏡とか)をプレゼンし合うのですが、これが楽しかった! 持ち物の話って、なんでこう楽しいんでしょうかね!

好きな色、着ない色について

プログラム後半で、好きな色、着たことがない色について聞かれます。私はピンク、ペールブルー、その他パステル系の色は基本的に着ない(選ばない)のですが、それを言ったら「そらまめさんは、その色は着なくていいです」とのこと。

なぜなら、それらの色が「女性らしさ」「ガーリー」といった、私にとって「違和感を感じるキーワード」とリンクしているみたいだから、と。

いや、まさにそれ! ってなりました。

あきやさんのコスメ選びについて

こちら、Q&Aタイムでほかの参加者さんから出た質問でした。

あきやさんは、どのアイテムも「これ」というものひとつしか使わない(つまり制服化している!)とのこと。下地やファンデなどは、一番高級なものを最初に使ってみて、少しずつランクを下げて落としどころを探るそう。アイシャドウパレットなども、ひとつしか持っておらず、それを使い切ったら次のものを買うそうです。さすがだ!

モード系ブランドの服の着こなしが分からない問題について

私からの質問はこれでした。

UN3Dなどのモード系ブランドの服、モデルさんが高身長の外国人の方だったりして、アイテムは素敵なんだけど、自分が着るイメージがわかないことってありません?

あきやさんのお答えは、「そういうときこそ、実店舗に行って、店員さんの着こなしを見せてもらいましょう」でした。

店員さんの多くはモデル体型ではない、ごく普通の顔立ち、体型の人なので、そういう人の着こなしを見て参考にしたり、「何と合わせたらいいですか?」と積極的に質問して教えてもらったりするといいですよ、とのこと。

そうかー、モード系ブランドって店舗もおしゃれなのでちょっと緊張して入りづらいのだけど、今後は思いきってチャレンジすべきだな、と思いました。

 

おわりに

そんなこんなで、4時間なんてあっという間。

一生の思い出になるくらい楽しかったので、思いきって応募してみて本当によかった。

ファッションについて、そして自分自身についての解像度がすごく上がって、「私はこの道を進むんだ」というすがすがしく前向きな気持ちになれるので、応募を迷っている方はぜひ!!(次回の応募期間は1月だそうですよ)

ちなみに私は50代で、自問自答ガールズのなかでは年齢が高いほうだと思いますが、年齢同じくらいの参加者もいらっしゃるし、世代が違ってもファッションという共通項があるせいか、違和感など全然ありませんでした。

自問自答ファッション教室の応募についてはこちら。

 

 

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